2023-11-22 発見の瞬間を見たい
積んできたものが霧散してしまったような気がすることがあるが、その時そのときで考え抜いて選んだ行動の末にあることなので、それで良いのだった。
楽なことを選ぼうと思えばいくらでもそうできたけれど、それでは寝覚めが悪かった。ひとつちいさくため息をついて、いばらの道でもしゃーなし、という感じで踏み出したのだから、なんとかするさ。
とはいえ、そのおかげでシンプルになった。
簡単だと思いこんでいたことは実は複雑であり、難しいと思っていたことは解いてみれば何てこともなかった。その複雑さは取り組み甲斐のあることでもあり、何てこともなかったことでずいぶんと身軽になった。このままの目で見つめていさえすればルールは単純。心に背かなければ良い。
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なんのために本を読んだり言葉を学んでいるのか時々わからなくなる。楽しいから自分の研究のためだけにずっと続けることはもちろんできる。できるけれど、ずっと閉じてそれをし続けるのはいくら人間関係の下手な私にも耐え難いことなのかもしれない。
たぶん私は誰かが新しい世界を発見する瞬間を見たいのだ。
踊りやストレッチを教えるのもそれが目的だし、自分が本を読んだり語学を習得したいと思うのも、そこに繋がっている。
具体的にはどんなことをどんな風に進めたら良いかは分からないままなのだけれど、大事なそのことだけは放さずに握って、もがいてみるしかないな。